記事の信憑性について
「控えめな性格だし、あんなに厚かましくグイグイいけない」
筆者が大学2年生の時に初めてインターンシップ選考でグループディスカッションを受けた時に思った感想です。
あの時からグループディスカッションに対して危機感を持ち、全力で対策しました。
結果、就職活動本番でのグループディスカッションは全て通過することが出来ました。(練習ではダメダメでしたが)
この記事は「控えめな性格でグループディスカッションが苦手」「グループディスカッションの対策が分からない」「グループディスカッションのコツが知りたい」という当時の自分を読者としてイメージして書いた記事です。
自分は、はじめ対策が分からず、ひたすらグループディスカッションセミナーに通って負けまくることを繰り返していました。
是非、セミナー等で実践を積む前に読んでもらえたら何か役に立てるのではないかと思います。
なお、この記事は「タイムキーパー」「リーダー」「書記」等、役割に関わらず、どの立場であっても議論に取り組む時に注意すべきコツを書いています。
控えめでグループディスカッションが苦手な人向けのコツについて
結論から言うと、大切なことは「会話の大局を頭に描きながら議論に参加すること」です。
そして、筆者はそのための手段として、「グループで定義されたテーマ(お題)分解して構造化し、その図を頭に浮かべながら議論を進めること」を意識してきました。
具体的に説明しますね。(ここまで読んで「そんなの当然だろ」と思った方は飛ばしてもらって大丈夫です)
例えばテーマ(お題)をグループで以下のように定義したとします。(この段階で自己紹介、役割分担、前提条件の定義は終わっているものとする)
筆者はここで、すぐに話し始めるのではなく、定義したテーマ(お題)のプロセス(今回の場合はごみ処理のプロセス)を分解して組み立て頭の中に図を描きます。
グループディスカッションが苦手な人・控えめな人ほどテーマ(お題)の構造化が大切な理由
なぜ大切か。それは以下のようなメリットがあるからです。
テーマ(お題)を分解して構造化することは地図を持つのと同じです。
地図があれば、グループディスカッションの大局が見えるようになります。
議論(自分の発言や相手の発言)が全体のどの部分についての意見なのかという現在位置も分かります。
そうすれば当然、まだ誰も気づいていない切り口からの意見を出せるようになります。
そうすると、周りのメンバーの反応も変わります。
自分の発言力が増す感覚、メンバーが自分の意見を期待して聞いてくれるようになるというメリットがあるのです。
言葉数少ない人の的確な指摘は言葉の重みが違います。
つまり、強く自己主張しなくてもチームや審査員に対して存在感を示すことが出来るのです。
そしてだからこそ、テーマ(お題)を分解して構造化するこの方法は、筆者のように自己主張が苦手で控えめな性格の人ほど大切だと思うのです。
最後に
この記事では、「傾聴(合図づちや目線)」「グループメンバーへの気遣い」等は含めていません。
これらも当然、人間性の評価ポイントとして非常に重要です。
また、テーマ(議題)によって構造化のコツも異なってきます。
これらは追々別の記事でまとめていこうと思います。
以上のように、テーマ(議題)の分解と構造化を意識してセミナーで実践経験を積んでいくことをお勧めします。
そうすると、徐々に構造化のパターンや切り口が見えてきて、スピードも上がってくると思います。
この記事が少しでもお役に立てると幸いです。
最後まで読んでいただき有難う御座いました。