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【友達は受かって自分だけ落ちまくる面接地獄】メーカーの採用担当経験者が語る面接対策よりも先に注意すべき前提条件!自己紹介や質問対策ばかり面接練習しても落ちます。

はじめに

この記事では質問対応や自己紹介など、細かいテクニックについては扱いません。面接全体を通して、前提として必要だと感じることをメーカーの採用担当経験と学生時代の失敗談から書かせていただきました。

質問対策や自己紹介を抜け目なく練習

 

面接 絶望

「どうして自分だけ」

 

第7志望までの面接が全滅した時に出た筆者の言葉です。

 

身近な友人の誰よりも早く就職活動を始めました。

 

業界研究、エントリーシート、面接対策まで一番早くにスタートし、飲みの誘いや楽しかったサークルも犠牲にして練習と分析を繰り返した結果がこれです

 

自分を支えてきた自尊心や自己肯定感はボロボロに崩れ去り、文字通りの絶望を経験しました。

 

以後、筆者は金融機関に就職。その後メーカーへと転職し採用担当を経験、現在はwebマーケティングの会社に勤めています。

 

この記事は採用側を経験したからこそ分かる、面接に受かる人が押さえている前提条件を学生時代の自分に向けて書いたメッセージです。

 

もし、筆者と同じような境遇の方がいれば是非見ていただければと思います。

面接対策で最も大切なことは?質問対策?マナー?それとも

面接 悩み 画像

結論から言います。質問対策、自己紹介、論理性、そのどれよりも大切な前提条件それは「素の人柄が伺えるコミュニケーションができること」です。

 

逆にこれが出来ていない人の面接には「人としての違和感・胡散臭さ」があるのです。

 

言葉を選ばず厳しい言い方をすると(筆者も含めて)「人間的に魅力を感じないから他の話を聞く気にならない」のです。

 

だからどんなに時間をかけて精巧に作り上げた論理的なストーリーもほぼ無意味です

 

ここまで読んで、結果が出ている人は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

 

ただ、「なんだそんなことか。分かってるわ」と思った人(けれど面接がうまくいかない人)は最後まで読んでほしいです。

 

特に日頃から積極的に人と関わることを好むタイプではない筆者のようなコミュ障寄りの人は最後まで読んだ方がいいと思います。

客観的で明確な面接評価基準を判断するのは人間という感情的な生き物

面接対策 笑顔

学生時代、筆者のエントリーシートや面接の質問対応の論理性はそこそこ高いものであったと思います。

 

実際に総合商社2社(残り3社は受けていない)、世界最大手食品メーカー、業界no2大手広告代理店、大手消費財メーカー2社、no1鉄鋼専門商社、大手食品メーカー2社等、メガバンク4行等、エントリーシートは全て通過。エントリーシート出せばほぼどこでも通る状況でした。

 

面接対策も同じかそれ以上に時間をかけて考えていたので、論理性には問題がなかったはずでした

 

しかし実際は第7希望まで全て面接で落ちました

 

そんな私がメーカーで採用する側に立って分かったことがあります。

 

伝え方が胡散臭い人、抑揚がない、話していると表情が消えていく人は人間的な魅力が感じられないのです。

 

面接用に作ったストーリーを再生している機械のよう(実際は止まるは間が悪いわで伝え方という点では機械より悪いです)

 

だからその人の話す全てが魅力的に聞こえない。

 

まさに学生時代の自分自身だと思いました(当然、そう感じた人は全て落としました)

 

面接用に少し盛ったストーリーを作ることを悪いとは思いません

 

そんなこと企業側は百も承知です。

 

問題はそれを自分の人柄を乗せてコミュニケート出来ていないことなのです。

 

「自分らしい表情の変化・笑顔」「自分らしい身振り」「自分らしい声の大きさ・抑揚」「自分らしい上司に対する姿勢」が無いから人間性が伝わらず、胡散臭いのです。

 

日頃から人と関わるのが好きな人、縦横の幅が広いコミュニティーに属している人はそれが自然と出来るのです。

 

だから受かる。

 

けれど、日頃から人の中で揉まていない筆者のようなタイプの人間は内容を洗練させるだけでは全く努力が足りません。

 

それを自分の人柄を乗せてコミュニケートする努力を、友人の何倍もやらないと落ち続けます。

 

実際に筆者は落ち続けました。

 

努力したらいつか受かるというほど現実は甘くありません。努力のベクトルが違えば結果は残酷です。

最後に

面接対策 ビデオ

自分らしさ(普段の自分の話し方、表情、身振り)というものを、特に筆者のようなタイプの人間は把握できていないことが多いと思います。

 

だから、この記事を読んでもし当てはまると思う人がいたら、必ず録画機能を使って自分一人で面接練習を何百回も繰り返してください

 

よく大学やセミナーで他者との練習を勧められると思います。

 

しかし、いくら仲が良くても気を使って指摘されなければ欠点に気付けません

 

学生時代の筆者も学生時代は友人に何度も面接練習を頼みましたが、今思うと気を使っていいにくかった点がいくつもあっただろうと思います。

 

胡散臭い、抑揚のない、話している途中で表情が消えるなどは自分の目で見ても明白です

 

その状態で友人にアドバイスをもらっても友人も気を使ってしまい、言いたいことを全て指摘しきれないと思います。

 

友人と練習するのはまずこれを改善した後で大丈夫です。

 

何度も見て、試行錯誤を繰り返してみてください。

 

根の性格は一切変わらぬ筆者ですが、転職活動の面接で落ちたことはほとんどありません。

 

努力すれば改善できない問題ではないと思います。

 

この記事が少しでもお役に立てると幸いです。

 

最後まで読んでいただき、有難う御座いました。